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2021.11.1

新時代の結婚式のカタチ~手作りの里山ウエディング~

こんにちは!安房在住ライターのMaocuryです。実りの秋真っ只中ですね。日々季節の移り変わりを感じます。

さて、安房地方の鴨川市釜沼地区の「古民家したさん」では毎月新月の日に、「awanova」というオーガニック・マーケット&カフェが開催されています。オーガニック食材、音楽、日用品、マッサージコーナーまで、ありとあらゆる出展者さんが毎月様々なものを持ち寄り、里山を彩ります。
そんなawanovaですが、10月はちょっと変わった様子だったんです。

それはなぜかというと…なんとウエディングパーティが同時開催!!



2021年10月6日、澄み渡る秋晴れの中、この地区で暮らす3組の新婚夫婦のウエディングパーティーがawanovaと併せて開催されました。コロナ禍で従来のスタイルのウエディングの開催がなかなか難しい今日において、まさに新しい時代を象徴するような催しでした。

豊かな自然と調和しながら、細部までこだわり抜いた手作りの結婚式です。

今回は、この里山ウエディングの開催秘話をお伝えします。(ちなみに私は新婦の一人でした。笑)

きっかけは、ちょっとした雑談だった

遡ること2021年6月のとある日、古民家で2組の新婚夫婦が雑談をしていました。鴨川市に2月に移住したての大谷夫妻と、昨年結婚した私たち永井夫妻。先日知り合ったばかりで年も近いこともあり、一緒に夜ご飯を食べながら話していました。なんとなく話題は、結婚式の話へ。

「コロナ禍で、ホテルで行う予定だったウエディングパーティを中止したんだよね」
とか
「まだ結婚式のこともちゃんと決めてなくて、披露宴のようなもの、鴨川で出来たらいいのかな…とも思ったり」
とか。

その時ふと、「里山でウエディングパーティってできるのかな…」というアイデアが浮かび、
「なんなら合同でやってみます…????」なんていう話になりました。

その時はまだ、里山ウエディングがどんなものか想像もつきませんでし、そもそもできるのかどうかもわかりませんでしたが、早速6月のawanovaに足を運び、そこで古民家したさんの運営も行っている「小さな地球」の林良樹さんと福岡達也さんに相談してみました。

「ちょっと相談で、里山でウエディングパーティをやってみたいのですが…」

「おお!いいね!」

快く相談を引き受けてくださったお二人。10月に向けて色々準備していこう、まずは打ち合わせをしよう!という流れになり、小さな地球の全面協力のもとプロジェクトがスタート。後日第一回目の打ち合わせを行いました。また同時に、awanovaを主宰している米山美穂さん率いる「チームawanova」が手作りのウエディングケーキを作ってくださるということに。ちょっとしたきっかけから始まった企画が、一気に楽しみなものになっていきました。

打ち合わせでは、まずはどんなものをやってみたいか、とにかくアイデアを出し合いました。その時丁度、古民家したさんで「コテランネ」というリネンの洋服屋さんを営む香取マユ子さんご夫妻もお誘いし、なんと3組でのウエディングパーティを開催することに。香取夫妻は2年前にご結婚され、式などは挙げていなかったとのこと。里山で、しかも3組で…!どんなウエディングパーティになるのかワクワクし始めました。


手作りだからこそのこだわり

3組の夫婦でのウエディングパーティ開催が決まり、日に日に具体性も増してきました。例えば衣装。アトリエふわり(デザイナー・鈴木ひろみさん主宰)が手掛けるリネンの素材の服はコテランネで大きな人気があり、衣装はリネンの優しい素材のものをセレクトしました。

また、俗に言う「引出物」は、手作りにすることに決定。里山の素材で草木染めを施した手ぬぐいを、手作りの折形で包み、一つ一つ心を込めて作りました。折形については、折形デザイン研究所の山口夫妻に作り方をレクチャーしていただき、少しずつコツコツと100ものプレゼントを創り上げていったのも良い思い出です。





プログラムの中では、新郎新婦による初めての共同作業ということで、稲刈りをすることにしました。会場の古民家したさんの周りでは美しい田園風景が広がり、その一角のハート型に残した稲を、当日3組共同で稲刈りをすることになり、それにあたり、当日スムーズな稲刈りをするために練習まで行ったんです。

ウエディングパーティの準備の一ページに、稲刈りの練習だなんて、なんだか素敵でしょう?泥まみれになりながら、残暑の残るある日に汗だくで必死に練習しましたね。



そして、今回のウエディングパーティの最大の特徴(?)とも言える演出は、なんとその場に居合わせた人で作り上げる「サプライズ開催」です。

ウエディングパーティと言えば、予め招待客が決まっていて、どんな人が来場するのかが事前にわかっている、というスタイルが通常です。ですが、今回は当日まで誰がくるのかわからない…という状況を敢えて選択しました。(しかも10月のawanovaは水曜日!!)

手作りの企画に、サプライズの開催…少なくとも私は今まで見たことも聞いたこともないスタイルです。準備も佳境を迎えるにつれて、ワクワクと不安が織り交ざり始めました。

お祝いのパフォーマンスでは、シンガーソングライターの松本佳奈さんダブルダッチチームの「酔★」、和太鼓奏者チームTAWOOが駆けつけてくれることにに。そして会場整備は東京工業大学塚本研究室の皆さんに手掛けていただき。みんなで心から嬉しい気持ちになったのを鮮明に覚えています。

そして何回も何回も予行練習を重ね、当日を迎えることになりました。


続いての記事では、「きやっしぇーよ、房総」のライターでもあるきこりんが、MCとしての視点で里山ウエディングパーティの当日の様子を詳しくご紹介します。是非続きもチェックしてみてくださいね!

続きはこちら

手作りの軽トラステージに並ぶ新郎新婦と、MCのきこりん

この記事のライター

Maocury(まおきゅりい)
Maocury(まおきゅりい)

安房地方(千葉県館山市)出身。大学進学とともに千葉市へ北上。卒業後は千葉市と安房地方の二拠点生活(デュアルライフ)をはじめ、今でも継続中。安房地方ではダブルダッチを通したストリートパフォーマンスの普及に力を入れ、現在千葉県ダブルダッチ協会の理事も務める。心の底から南房総を愛しており、生粋の房州人として地元のお祭りも参加。

2019年12月に安房にUターン。WEBライター、薬膳コーディネーターとしての活動など、「一度きりの人生を全力で」いろんなことにチャレンジ中。