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2021.9.30

「おふくろ金谷」オープンから今。波乱万丈girlの道のり

こんにちは! Local Support Teamライター のきこりんです。

前回に引き続き、金谷在住のひとみさんのストーリーをお届けします。

前回記事はこちらからご覧頂けます。

金谷を愛してやまないひとみさんがついに金谷で飲食店の開店を決意!ここまでも波乱万丈な道のりでしたが、お店を出すと決めてからもたくさんの波を超えてきたひとみさん。

おふくろ金谷がオープンまでの道のり

実際にお店をオープンするまでの期間はどれくらいあったのですか?

2020年4月に君津のネイルサロンを閉めて、金谷でのお店作りを始めました。まずは場所探しで、店舗になる場所が見つかったのが2020年の7月。そこから工事などを経て2020年10月4日に「おふくろ」をオープンしました。店名のおふくろは、「私がおふくろと呼ばれる年まで続けたい」「飲食店の枠を超えて、みんなが帰ってきたくなるような場所になって欲しい」という想いで名付けました。本当は9月にオープンしたかったのですが、間に合わずに10月になってしまったのですが、念願の飲食店をオープンさせることができ、本当に嬉しかったのを鮮明に覚えています。

当時の計画では、お店が落ち着いたら夫とアルバイトでお店を回してもらって、私は店を離れて野菜などの食材を作る側になりたいと思っていました。

地域の人に聞いてみると、金谷にはお豆腐屋さんなど地域に根づいた小さなお店や食材を栽培している人がたくさんいて。スーパーに行けば食材は買えるんですが、私は地域の中で横の繋がりを作って、そういう人たちから直接食材を買っておふくろで使いたいと思っていました。しかし、お店に立つ時間が長くなってしまい、地域を開拓していく余裕すら無くなってしまったんです。正直大変でした…。やってみないと分からないことってすごく多くて、ある意味大きな気づきを得ることができたと思っています。

そんな中で、2020年12月になんと当時の夫と離婚することになりました。

大きな決断の後、お店はどうなったんですか?

離婚後も一緒に店をお店を続けていくか、たくさんの話し合いを重ねて悩みました。色々と考えた結果、私は「おふくろ」を1人で続けていく方法を考え始めました。実は丁度そのタイミングで、年末の富津市の断水騒動、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響で、お店を休業しなきゃいけない状況だったんです。なので、いい意味でじっくりと「考える」ことに集中できなんじゃないかなって思っています。

偶然にも、じっくり考えるタイミングがそこで出来たんですね。

そうなんです。私結構こういう時のタイミングがいつも良くて(笑)、とてもじっくり考えられました。「考える時間」って、とても貴重だなって。このタイミングでやはり、せっかく始めた「おふくろ」を潰したくない!と思ったので、前向きにお店を続けようと思いました。

おふくろのある日のお昼の定食

そうやって言い始めると、お客さんや周りの人が助けてくれて、そしてたくさんのことを教えてくれました。実は私、あまり料理が得意というわけではなかったんです。なので正直不安もあったんですよね。でも、出来ないことを出来ないと認めて、いろんな人のやり方の良いとこどりをして、自分の中で料理のやり方を見つけていきました。お豆腐切れてない時もあったんですけど、そこは笑って許してもらっていました(笑)。

お客さんの中には、このお店の事情や私が料理があまり得意じゃないことも知った上で、足を運んでくださった方もいらっしゃいました。私はあまりこういうの隠すタイプではないので、聞かれたら普通に答えていましたね。本当に人に助けられて続けてこられたと思っていて、これは大きな財産だと思っています。

波乱万丈girlの苦悩と次のステップ

1人で再スタートしてからの難しさはありましたか?

1人でやり始めた時、仕入れから何もかも全部1人でやらなきゃ行けなくて、時間に全然余裕がなかったです。とにかくお店にいなきゃいけなかったので、誰かに相談することすら出来なかったです。それをやってても楽しくなかったし、夜の時間は、女1人でやってるとやっぱり”夜のお店”な雰囲気が出てきて、周りからも女を武器に商売していると思われている気がしてきて、嫌な感じがしてきました。

自分のやりたいことや「おふくろ」の雰囲気を変えるために、お昼だけの営業を考えていたら、また緊急事態宣言が出たのでお昼営業だけにすることに。その後再び休業することになりました。

その後いろいろ考えたうえで、2021年9月から一度この場所での飲食店としての「おふくろ」を長期休業することを決めました。


今までの出来事は「全て必要な過程だった」と強い眼差しで話すひとみさんの姿がとても印象的で、かっこよく見えました。今後はもっと自分自身を見つめ直し次のステップに向け進んでいきたいとのこと。ということでその後の展望も聞いてみました。次回はひとみさんの今後について、ご紹介いたします。お楽しみに…!!

この記事のライター

きこりん
きこりん

千葉県富津市在住の東京育ち。保育士。房総の人々や自然との出会いから、ここで暮らしたいと直感で思い、2020年10月に富津に移住を決める。
現在は、幼児英語教育の仕事に携わりながら、里山での保育活動をする。房総のカフェや道の駅を巡ることが好きで、時間を見つけては、リサーチをしている。