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2020.4.21

館山に若者を!ニューカルチャーの力で地域活性化したい

館山で活躍するDJ★

地元館山を中心に、約20年に渡りDJ活動に従事。

一度は活動を退いたものの、2019年に南房総エリアを襲った台風により、地域復興に向けて頑張る人々の姿を見て活動を再開。

DJの他に、地域貢献活動においては、「まるごみ館山」の代表としても活動。町のごみ拾いやビーチクリーンにも積極的に関わっている。 今回は、そんなDJ神化.a.k.a.Di5low(以下、神化さん)にお話を伺いました。

「もともとDJを始めたきっかけは?」

高校の先輩が趣味でDJをしていて、そこから興味を持ち始めたのがきっかけです。
場所はもちろん館山。
DJの機材をいじったり、色々な曲を聞いたりしているうちに(もともと音楽鑑賞は大好きだった…!)だんだんとDJの面白さに魅了されていき虜になっていきました。

–同時にHIP HOPのダンススクールにも携わっていたとのこと。※1
ダンスといえば、そのバックには必ずと言っても良いほど音楽は必要不可欠な存在となる。
ダンスのイベントなどでもDJが素晴らしい手さばきで音楽を操る光景はよく目にする。
彼はそんなダンスのイベントなどでも、彩鮮やかに手をかけていたのだ。

時は遡こと20年ほど前。
90年代後半、DJが登場して曲をかけながら盛り上げるダンスや音楽のイベントが各地で流行っており、房総半島の先っぽの館山でも例外ではなかった。
若者がコミュニティをつくりそこに集いそれらを楽しみ、流れゆくひと時を堪能していたのだ。–

DJの先輩に誘われて、現在の館山アークスでのHIP HOPのイベントでDJをしたのが、大人数の前でイベント出演した最初のような気がします。
それが1998年のこと。
そこからさまざまなイベントにDJとして出演し、実績を着実に積んでいきました。

2ヶ月に1回は定期的にDJとしてイベントに登場し、多くの若者がカルチャーを楽しむ場で音楽を操り、人々が盛り上がる姿を見ていて自分自身も楽しかったです。またこのような場に携われて非常に嬉しかったのを鮮明に覚えています。
時には都内にも赴き、都会のカルチャーにも触れつつ自分自身も「進化」していったという自負があります。

–時は流れ2010年代に突入。
あるときから神化さんはこの館山の土地で異変を感じ始めた。—

直感で神化さんが感じるようになってきたことはスバリなんでしょうか…

「若者が減ってきた」
「館山から人がいなくなった」

もともとイベントを開催すれば、会場の大小に限らず100人程度の集客は簡単にできていました。

—時代の流れを経て、
だんだんとクラブのように音楽を楽しみながら踊ったり騒いだりする人が減ってきたというのだ。
もちろん、都会だけにフォーカスしてみれば人が減ったという実感はなかったであろう。
ただ、神化さんの活躍の場は房総半島の最南端、館山。
過疎化という言葉もよく耳にするようになり、間違いなく館山とその近郊都市は「過疎」地域となっていったのだ。
確かに統計的に見ても 2005年には5万人を超えていた館山市の人口も4万人台に減少。
その後も減少の一途を辿っていった。
神化さんが感じた異変は、間違いではなかった。–

仕事(※2)も忙しくなり、DJとしての需要も感じられなくなったので、子供の誕生を機にDJ活動はやめようかな…と思えるようになってきました。そして遂に2018年、約20年間にわたる活動に幕を閉じることを決めました。

–なんとも寂しい理由ではあるが、
神化さん自身も大きく悩み、そして決断を下した。
これからは、自身で運営しているハウスクリーニング事業に力を入れ、家族と共にゆったりとすごしていこう。そう決めた矢先…。2019年9月、あの猛威が房総半島を襲った。
台風15号による千葉県南部の大災害…
地域全体が復興に向けて全力で頑張っていた姿も記憶に新しい。
神化さんはこの地域の様子を見て、もう一度DJを通して地域の人々に活力を与えようと奮起、活動を再開した。– もとから携わっていたダンススクールも規模を拡大、また偶然知り合った地元のダブルダッチチーム・「縄まち組」(※3)のメンバーとも意気投合、一緒にニューカルチャーを通じて地域を盛り上げていこうというお話がでてきました。

今後は、若い世代の人にDJの文化を伝えていきたいという思いもあるそうですが、意気込みは…

DJを教える・伝えるというのは珍しい取り組であり、容易なことではありません。まずは興味を持ってもらうところから始めないと。こういった活動を通して、館山に若者が根付くきっかけの一つができたらとも思っています。今すぐ過疎化を食い止めることは難しいかもしれない、そう考えると移住でもいい。とにかく人が集まり活性化するきっかけになれば…そう思います。

–また、若者カルチャーを盛り上げることの一環で、ストリートファッションのブランドの-設立などにも関わっているとのこと。

ブランド名:SPARKLE
コンセプト:誰にでも輝ける瞬間を…

多方面で活躍するDJ神化さん。
DJ、そしてあらゆる地域活性化活動において、これからの館山の「神化」が楽しみです!

※1 evolutionという名のダンススクール
(主に安房地方や木更津で活躍している) 

https://evolution-555.jimdo.com/

※2 自身で経営しているハウスクリーニング事業 「CreaM」

http://creanmusic.blog.fc2.com/blog-entry-45.html

※3 南房総で活動をするダブルダッチチーム

(ダブルダッチとは2本のロープやダンス・アクロバットを取り入れたストリートスポーツ)

この記事のライター

Maocury(まおきゅりい)
Maocury(まおきゅりい)

安房地方(千葉県館山市)出身。大学進学とともに千葉市へ北上。卒業後の約4年間は千葉市と安房地方の二拠点生活(デュアルライフ)をしていた。本サイト運営会社「千葉キャリ」現役スタッフ。安房地方ではダブルダッチを通したストリートパフォーマンスの普及に力を入れ、現在千葉県ダブルダッチ協会の理事も務める。心の底から南房総を愛しており、生粋の房州人として地元のお祭りも参加。

2019年12月に安房に完全Uターン。より地域を身近に感じながら、都会と田舎の交流の架け橋を目指す。