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2023.1.14

理想の暮らしを求めてたどり着いた鴨川市~人間の原点を見つめ直すフィールドづくりvol.1 ~

近年、自然に近い暮らし方が注目されるようになってきました。都会から郊外への動きが活発化して人々の生活スタイルも変わりつつある。
例えば、テレワーク、移住、U・Iターンなど。
南房総エリアでは、何年も前から自然豊かな土地に魅力を感じた人が集まってきていました。
同じ思いの人が集まり、コミュニティをつくり、都会から人を惹きつける良いモデルがたくさんあります。
例えば、鴨川自然王国、ヤマナハウス、小さな地球、ちんたら村などです。
そして、今回注目するのはコミュニティづくりをイチから始めようとしているエリアがあります。

・鴨川市大川面エリアとは?

長狭街道と国道410号線が交差する近辺。
なだらかな勾配に棚田が多くあります。
エリア近郊にはみんなみの里、セブンイレブン、ヤックス、デイサービス、国保病院、立ち呑みコミュニティ酒場「ばんざい」など、田舎の割には便利。
・大川面の現状と課題
大川面集落は15軒ほどで70代が多い
耕作放棄地は半分以上。
今後10年もしないうちに、ほとんど耕作放棄地になって草が伸び放題になりそう。
若者が少ない。
毎年、部落内や国道沿いの草刈りが多い。数年でやれなくなる可能性大。

・コミュニティづくりを進めている人物とは?

オッシーこと忍田孝二。埼玉県川越市出身。千葉県鴨川市在住。和建築工房代表。大工歴28年目、途中川越市社会福祉協議会にパートから始めて障がい者デイサービスで介護職も経験。
資格は二級建築士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター2,3級、パーマカルチャーデザイナー、タイ古式マッサージベーシックコース修了など。
千葉県市川市にある「ともにつくる」工務店であるつみき設計施工社と、ともにワークショップの講師、ウッドデザイン賞受賞、TV出演、雑誌掲載など経験豊富。
わたしは、小さい頃から親の言うこと、教師の言うことを聞くことができない人でした。
授業中でも外を眺め、違う妄想しかしていなかったと思い返せます。
進学という名の壁にぶち当たるころには、偏差値という物差しで人を計り、よくわからない社会という名の世界に適応するしかない教育に絶望しました。その頃は、「人を偏差値で図ることしかできない世界はうんざりだ!」「心ある生き方こそが自分の生き方だ」と思ったものです。
進学という名の人生の方向性を問われても、経験の浅いわたしにはよくわかりませんでした。
大人の都合で言われる言葉の羅列に戸惑った方も居たと思います、わたしも同じです。
工業、農業、暮らし方など、人が生きていくうえで大切ななにかを教えてくれる大人はいなかったと記憶しています。
漠然とした世界観を大きく広げてくれたのは、インドのジッドゥ・クリシュナムルティでした。親友から勧められた「英知の教育」という本から沢山の学びを得たと思っています。
英知とは、物事を悟る才智です。
長く生きても、戸惑うことは多々あります。けれど、「明日生きられる保証は誰にもない」という「今ここにあり」目の前にあるものを大切にしようと思うものです。
そして、辿り着いた鴨川市だからこそできることがあると信じてやみません。

・コミュニティづくりのきっかけは?

千葉県市川市在住だった路上詩人草刈正年君とブログで知り合って、彼の夢であるドリームハウス(境界線のない世界)を作るお話から、鴨川自然王国へ見学しに行ったことから始まります。
2010年に鴨川自然王国にあるcafe~en~で林良樹さんにお会いしてから、生きる価値観が変わりました。そして、love&riceという場所を作っている若者と出逢ってから鴨川市へ良く通っていました。

2017年には、千葉県いすみ市で東京アーバンパーマカルチャー、greenzの鈴木菜央さん主催の平和道場という古民家改修に大工として参加。パーマカルチャー界隈の方々から沢山の知恵を授かりました。つみき設計施工社と床貼り、濡縁ワークショップなど未経験の方々と実施。その経験から、自分のやりたかったことそのままだと氣づく。

2020年11月から鴨川市釜沼にある小さな地球プロジェクト共同代表・林良樹さんからお声がけ頂き、東京工業大学塚本由晴研究室の学生たちと一緒に施工できる大工さんという立ち位置でプロジェクトに参加。

私の理想を絵にした作品で、そのものが小さな地球プロジェクトになりました。絵は、パーマカルチャーつながりである、藤澤 茉由さんに頼んで書いてもらったもの。

・どんな場所?

友人の伝手で山、田んぼ、古民家合わせて3000坪という広大な土地と出会います。

・どんなことを進めている?

藪になってしまった山の整備に続き、竹を切り出して竹炭を作っては大地が呼吸できるように整えをしています。
住まいは、とりあえず住めるものの屋根修理、建具作成、取り付け、押し入れリフォームなど、やることは沢山ありますが、連休があるとなにかしらやってます。
草刈りや木の伐採もあるので、休みはあまりありません。
一人で出来る限界が見え始めたころ、人の力を借りてこの場所を整備していきたいと思うようになりました。
そして、パーマカルチャーの実践の場であり、DIYができる作業場などができる、任意団体「くらしのもと」暮らし方研究所を立ち上げることに決めました。Vol,2では、具体的な活動について詳しく書いていきます。どうぞお楽しみに!

この記事のライター

オッシー
オッシー

鴨川市在住。和建築工房代表。大工、2級建築士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、パーマカルチャーデザイナー、タイ古式マッサージベーシック修了、レイキティーチャー・ヒーラー、NVC