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2021.2.27

日本の建築を支えた「房州石」ってどんなもの?

こんにちは!安房在住ライターのMaocuryです。突然ですが皆さんは「房州石」ってご存知ですか?文字通り、「房州」地方の石であることは間違いないのですが、この房州石、実は日本の近代化における重要な役割を果たしているのです。

ということで、今回は「房州石」についてクローズアップしていきます。

房州石の産地は、鋸山!!

千葉県の富津市と安房郡鋸南町の間にそびえ立つ鋸山。
険しい岩々が特徴的で、その景色は圧巻です。
ロープウェイも整備されており、観光名所のとして名高いスポットの一つ。
この鋸山に、建築の歴史において重要な役割を果たす「房州石」の石切り場がありました。

房州石は柔らかくて火に強いのが特徴。砂質凝灰岩とよばれるもので、用途としては幅広く、窯や砲台などの用途に使われてきました。もちろん、建築物でも多数使われています。

切った石は、山頂から麓までワイヤーケーブルで繋いで運ばれていたそうです。鋸山非常に急こう配であり、切った石を運び出すのは至難の業です。驚くことに、女性がこの石を運んでいたとか。石材を乗せる「ネコ車」と呼ばれるもので運ぶ人のことを「車力」と呼び、今でも「車力道」としてその名が残っています。

鋸山を散策していると、ところどころ石切り場跡を目にすることができます。
それは、現代建築にも通じる大きな歴史の1ページであることに違いありません。
機械もなかった時代に人力で石を切り、運び出したと思うと想像を絶するものです。そんな誇るべき歴史の跡が、ここ房総半島に存在していることが、なんだかとても嬉しいですね。

車力道方面への詳しいアクセスは、こちらを参照ください。

ちゃっかり、わたし鋸山の石切り場の近くで自然に戯れてみました!

この記事のライター

Maocury(まおきゅりい)
Maocury(まおきゅりい)

安房地方(千葉県館山市)出身。大学進学とともに千葉市へ北上。卒業後は千葉市と安房地方の二拠点生活(デュアルライフ)をはじめ、今でも継続中。安房地方ではダブルダッチを通したストリートパフォーマンスの普及に力を入れ、現在千葉県ダブルダッチ協会の理事も務める。心の底から南房総を愛しており、生粋の房州人として地元のお祭りも参加。

2019年12月に安房にUターン。WEBライター、薬膳コーディネーターとしての活動など、「一度きりの人生を全力で」いろんなことにチャレンジ中。