トピックス

2020.7.27

あばら骨が一本少ない房州人が、朝ポストを開けると…~安房地方の日刊紙「房日新聞と安房地方でのくらし」

そこに入っているのはお馴染み「ぼうにち」

小鳥やにわとりがの爽やかな鳴き声が美しく響く、房州の朝が来た。
そんな声を聞きながら、眠そうな目をこすり二階から降りて向かうのは、庭先のポスト。
錆びかけの扉を「ギー」と開け手にしたのは、「房日新聞」と書かれた
決して厚くない日刊紙だった。
朝のあわただしい時間に読んでも内容が頭に入ってこない。
後で、お昼ごはんでも食べながらゆっくり見ようと
玄関に放っておいた。

~2020年夏の始まりの、朝の光景~

安房地方ではおなじみ、みんなの房日新聞

こんにちは!安房在住ライターのMaocuryです。とある朝の光景を思い描きながら、冒頭部分をちょっとカッコつけて綴ってみました。笑

今回取り上げるのは私たちの生活に超超超!!!密着しているお馴染みの「房日新聞」です。「ぼうにち」の名で親しまれ、安房地方の情報網として欠かすことのできない存在ですね。
購読しているご家庭も多いのではないでしょうか。

時は遡ること1948年、「房日日報」として創刊されたのがはじまりです。
房日新聞社のHPを覗くと、

安房地方には、房総毎日新聞、デイリー房州、房総新聞、房日新聞の4紙がしのぎを削る、地方紙戦国時代があった。4紙が競い合い、全国紙にはない独自の地域報道を繰り広げた。戦後の成長期とはいえ、半島南部の狭いエリアで4紙の日刊紙が存在したというのは、全国的にも稀有なケースであろう。栄枯盛衰を極めた房州新聞界だが、いくつかの新聞の火が消えていき、最終的に房日新聞のみが生き残る。

http://www.bonichi.com/Section/item.htm?iid=1


とあります。厳しい戦いを制した房日新聞が、今日まで私たちの生活の支えになっているんですね!

気になるその中身は…??

房日新聞は4面で構成されています。
政治、地域社会のニュースはもちろんのことですが、市民の輝かしい活躍や取り組みなどの情報も満載。また、「どこの海岸でクジラがいた。」とか「菜の花が見ごろだ」とか。「市民の俳句のコーナー」とか。コラムも味があって読んでいて心に響きます。とある記事の題材がが、たとえ全国で話題になっていることだとしても、「安房地域」で感じたことに変換されている気がするんですよね。
あばら骨が一本足りない(※1)房州人にとって、読んでいて波長が合うというのでしょうか、どんな記事でも「スッ」と入ってくるのが心地良いのです。

また、この土地で生活していると、取り上げられたことのある方も多いかと思いますが、房日新聞に掲載されるのは心の底から嬉しいものであり、誇りでもあります。紙面に出ると必ず「房日に出てたね!」とたくさんの人から声を変えてもらったり、連絡をいただいたり。大好きな土地で、自分が力を入れていることを少しでも多くの方に知っていただける、とても素敵な機会だと思います。
実際筆者の私も、館山市の小学校でダブルダッチの出張教室を開いたときに
載せていただきました。とってもいい思い出です。

地域の情報発信の核としての誇り

紙面だけでなく時代の変遷によりSNSを活用した情報発信も活発化してきています。最近だと「テイクアウト」が一つのキーワードとなりつつありますが、SNSを通して行われている「テイクアウトができるお店の紹介」はとても便利で、消費者・お店の人双方に喜ばれるサービスではないでしょうか。

詳しくはこちら

また、記憶に新しいのが2019年9月に房総半島を襲った台風15号。甚大な被害を受けた房総半島は、ライフラインが絶たれ、壮絶な日々が続きました。このとき、房日新聞社は自家発電によりなんとか稼働、通常よりも少ない紙面ではありましたが精一杯「地域の情報」を発信し続けました。
この時は電波も届かない、現代社会ではいわば「ありえない」日々でしたが、そんなときにも命がけで新聞をつくり、そして届けてくださった方がいると思うと、今でもじーんと胸の奥に響きます。地域の情報発信として、核であるからこそ、このとき人々に的確な情報を発信し、そして知らずのうちに心の拠り所になっていたのではないかと思います。

これからも、房日は私たちのくらしと共に

きっと、明日も朝ポストを見るとそこには「房日」が入っているはず。明日も明後日も、そして何年先も。時代は変われど、人々が大変な局面に差し掛かろうとも、房日が日々の暮らしを照らしてくれるに間違いありません。
近所の人とあいさつを交わすくらい、房日を手に取るその瞬間は「ここで暮らしている」と実感するくらい大切なひと時です。
これからもずっと、安房地方の大切な日刊紙であり続けてほしいですね。

最近のトピックス

「教えて!房日特派員」
→地域の身近な気になることや、不思議に感じていることを、取材していただけるサービスです。地元ならではの親しみやすい目線で情報発信をしていただけるのがポイント!

「県南の求人情報公開情報」
→房日新聞の紙面に掲載された求人情報が、ネットでもご覧いただけるサービスです。

房日新聞社では、一緒に働く新しい仲間を募集中です。
詳しくは直接会社までお問合せください!

企業名:房州日日新聞社
所在地:千葉県館山市北条2199-4
ULR:http://www.bonichi.com/

※1 「房州人はあばら骨が一本足りない」は、この地方で有名な言われである。あばら骨が一本足りないので、「のんびりしている」「せかせかしていない」などの意味合いで使われる。参考URL http://www.bonichi.com/Section/item.htm?iid=2

この記事のライター

Maocury(まおきゅりい)
Maocury(まおきゅりい)

安房地方(千葉県館山市)出身。大学進学とともに千葉市へ北上。卒業後の約4年間は千葉市と安房地方の二拠点生活(デュアルライフ)をしていた。本サイト運営会社「千葉キャリ」現役スタッフ。安房地方ではダブルダッチを通したストリートパフォーマンスの普及に力を入れ、現在千葉県ダブルダッチ協会の理事も務める。心の底から南房総を愛しており、生粋の房州人として地元のお祭りも参加。

2019年12月に安房に完全Uターン。より地域を身近に感じながら、都会と田舎の交流の架け橋を目指す。