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2022.1.31

きやっしえーよライターに迫る!Maocury編vol.1~超田舎にまさかの!立ち飲み屋を作った道のり〜

こんにちは!ライターのきこりんです。春が待ち遠しくなるほど寒さが厳しくなってきましたね。

今回は、この「きやっしぇーよ、房総」のライターMaocury(まおきゅりい)ことマオちゃんと、私きこりんにスポットライトを当ててご紹介していきたいと思います!

実は私たち、ライター以外にも様々な活動をしています。

日頃どんな暮らしをこの房総でしているのか、房総のどんな所に魅力を感じて今暮らしているのかなど、複数回に渡って紹介していきますので、どうぞお楽しみに!!

館山で生まれ育ったマオちゃん。高校卒業後、進学就職と共に一度は安房地方を離れるも、千葉市と安房地方の二拠点生活からUターン、そして結婚を機に鴨川の里山へと、安房の地とのご縁から暮らしも大きく変化していきました。

詳しくはこちら

そんなマオちゃんが今年、鴨川市の立ち飲み居酒屋「元気です。ばんざい(以下、ばんざい)」をオープンさせました。

今回は、この「ばんざい」のオープンまでの道のりについて話を聞いてきました。

どうしてこんなに田舎で里山で立ち飲み屋をオープン?!

みなさん立ち飲み屋と言うと、都会の駅前や繁華街の中にあるのをご想像するのではないでしょうか。

鴨川に出来た「ばんざい」は、鴨川市の松尾寺というエリアに位置し、最寄りの駅安房鴨川駅からなんと徒歩約2時間!!

一体なぜ、このような立地に立ち飲み屋をオープンしたのでしょうか。

マオちゃんに話を聞いてみました。

なぜど田舎な土地に立ち飲み屋をオープンさせたんですか?

私が学生の時にアルバイトとして出会った西千葉の「パパの台所ばんざい」、そして幕張駅前の立ち飲み屋「鶏家ばんざい」、が大きく影響しています。どちらも、手作りの料理でおもてなしをすることはもちろん、それに加えてお客様やスタッフ、そして地域の皆さんとのつながりを大切にするお店でした。

大学時代の4年間アルバイトとしてどっぷり浸かり、毎回バイトが楽しみでしょうがなくて、一人暮らしをしていた私にとってお店がもう一つの家のように感じていた程でした。賄のご飯もおいしかったし、何よりたくさんの常連様やスタッフと日々を過ごすのが本当に幸せだったから。

超満員の幕張ばんざいで働いているマオちゃん


美味しい料理やお酒はもちろん居酒屋にとって大切ですが、ばんざいはそれは大前提にあったうえで「人と人とのつながり」「お店にいる全員が笑って楽しく過ごす」ということをテーマとしていました。

あまりにもそんな「ばんざい」が好きすぎて、大学4年生の時に内定を蹴って「ばんざい」を運営する会社に就職させて頂きました。

2年経った時、もっと別の世界を見てみたい!ばんざいでの経験を活かせる仕事がしたい!と思って転職をして千葉キャリに転職しました。(今でも千葉キャリの仕事をさせていただいています😊)
営業マンをやりながら副業でばんざいでバイトしたり、Uターンしたり、フリーランス(ライター)として開業したり、結婚したり、色々ありながらも幕張にある「ばんざい」に館山や鴨川から通って働いていました。

そうそう、営業マン時代は、朝会社行って、19時に帰宅して急いで着替えてばんざいに出勤バイトして夜2時に寝る、そして翌日朝会社に行く…なんて日々でした。でも忙しかったという感想よりかは、「毎日激しくて楽しいな」って感じでした。

それくらい本当に「ばんざい」が大好きでした。

そんな「鶏家ばんざい」が2021年8月に幕張駅前再開発などの影響で10年間の歴史に幕を閉じることになりました。


私にとって大切な居場所だったので、閉店になると聞いてすごく寂しかったのです。

でも、それと同時に田舎で「ばんざい」をやりたい!と思うようになりました。(閉店することは2020年の12月の時点では知っていたので、こんな決意表明まで書いてみました…こちらです)

結婚を機に住み始めた鴨川の里山は、四季折々の自然の恵に溢れていて空気も美味しく、ここで「ばんざい」を継承した立ち飲み屋を作ろう!!と決めました。こんな田舎に立ち飲み屋なんてありえないよなぁ、椅子があるお店が普通だとクレームが来そうだなぁ。。。などいろいろ思いましたが、「とにかく伝統と心を受け継ぎたい!」「立ち飲み屋の良さを感じて欲しい」「都会も田舎も人々が繋がり合って生きていることには変わりないのでは」という一心だったので、そこまであまり気にしませんでした。笑

さあ、じゃあどうやってお店作りをするのか?場所はどこにするか?

考えないといけないことは山ほどありましたが、幸いなことに旦那さんが大工仕事が得意で鴨川に繋がりがたくさんある人なので、一緒にお店作りを始めることができました。

幕張での「ばんざい」が継承され、鴨川「ばんざい」として生まれ変わったんですね。オープンした時の心境はどうでした?

幕張の「ばんざい」が2021年8月に閉店して、そこからとても慌ただしい日々でしたね。

できるだけ幕張で使っていたものを継承したかったので、お店の解体も丁寧にやって、当時使っていたカウンターやシンクなどの機材も旦那さんと一緒にトラックで鴨川まで何度も運びました。

ちょうどほぼ同じ時期に、鴨川でお店ができる物件を知り合いに紹介していただき、そこの整理も始まっていました。
大正時代~昭和時代にかけて文房具屋さんとして使われていた物件です。10年くらい人が住んでいなかったので、まずは開拓から始めましたね。

ビフォーアフターが激しすぎます。笑(その時の様子はこちら

内装はほとんど旦那さんが施工してくれて、人手が必要なところは、近所に住む友人や、幕張の常連のお客さま、バイトとして働いてくれてた子たちも駆けつけてくれて、一緒にお店作りができたことがすごく嬉しかったです。手作りでお店をつくってるんだなって。


工事開始直後。床や壁を全て取り壊すところから始めました。


常連様とシンク磨き。このシンクは10年幕張で使っていたものです。


コンクリートを流して床づくり



内装作業中


棚板の塗装



なんと浄化槽まで手作り(手掘り)



幕張ばんざいの店長しぶさんが、お手伝いにきてくれた(焼き鳥職人がまさかの土木作業…笑)

幕張「ばんざい」が閉店してから、約4ヶ月後の12月末にプレオープンし、2022年1月に本オープンを迎えました。

OPENにあたって、ばんざいを営業する上での最高のパートナー「渋さん」がかけつけてくれた

田舎に立ち飲み屋を作るという今までにない新しいカタチの居酒屋が出来たこと、それを旦那さんを始めとするたくさんの人との繋がりを持って出来たことを振り返ると、本当に感慨深いです。

今振り返ってもあの4ヶ月は、本当凄かったですね。

元々は文房具店だったこのお店には、子ども時代に駄菓子を買いに来ていた地元の方々が、大人になってお酒を飲みに来るようになりました。

どこか懐かしさを感じてもらえるように、当時使っていた用具を置いたり、駄菓子を置いてみたりしました。

オープンしてから、地元の方々を始め、友人や幕張時代のお客さまも足を運んで頂き、本当にここまでやってこれてよかったなと感じています。

まだスタート地点に立ったばかりですが、これから先も「田舎の立ち飲み屋 元気です。ばんざい」を更にアップデートさせていきたいと思っています。

いかがでしたか?

マオちゃんが始めた田舎に立ち飲み屋プロジェクト。

これからが益々楽しみです!きやっしえーよ、房総でも今後の「ばんざい」の様子もお届けしていきたいと思いますので、お楽しみに!

vol.2の記事はこちら

そして、鴨川を訪れた際には、ぜひ「ばんざい」で楽しいひと時を。

【店舗概要】

「元気です。ばんざい」

千葉県鴨川市松尾寺466
営業時間 16:00~22:00(情勢により変動可能性あり)
不定休
https://www.facebook.com/banzai.inaka/

この記事のライター

きこりん
きこりん

千葉県富津市在住の東京育ち。保育士。房総の人々や自然との出会いから、ここで暮らしたいと直感で思い、2020年10月に富津に移住を決める。
現在は、幼児英語教育の仕事に携わりながら、里山での保育活動をする。房総のカフェや道の駅を巡ることが好きで、時間を見つけては、リサーチをしている。